高齢でも有効性が示される結果に
米ブリストル・マイヤーズ スクイブ社と米ファイザー社は現地時間2月21日、「エリキュース(R)(一般名:アピキサバン)」の第3相ARISTOTLE試験の年齢に関する既定のサブ解析の結果を発表した。
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この第3相ARISTOTLE試験は、非弁膜症性心房細動患者を対象に、脳卒中または全身性塞栓症の発症抑制について、エリキュースの有効性と安全性をワルファリンと比較して評価することを目的としたもの。
サブ解析によって、高齢も含むすべての年齢層で、脳卒中または全身性塞栓症の発症抑制、および出血イベントの減少に伴い、全死亡リスクが低下する結果が得られたという。
アメリカやEU、日本で承認を取得
エリキュースは、血液凝固タンパク質第Xa因子を阻害することにより、トロンビンの形成と血栓の生成を抑制する経口薬。非弁膜症性心房細動患者の脳卒中または全身性塞栓症の発症抑制を適応として、アメリカやEU加盟国、アイスランド、ノルウェー、日本などで承認を受けている。(小林 周)
▼外部リンク
ブリストル・マイヤーズ株式会社 プレスリリース
https://www.bms.co.jp/press/
ファイザー株式会社 プレスリリース
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/