リラグルチドに対し非劣性を実証
米国のイーライリリー・アンド・カンパニーは、開発中の2型糖尿病治療薬「dulaglutide」の週1回の投与が、第3相直接比較試験においてリラグルチドに対して非劣性を実証したことを発表した。
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dulaglutideは、長時間作用型グルカゴン様ペプチド1受容体作動薬。6番目のAWARD試験では、26週目でのベースラインからのヘモグロビンA1c(HbA1c)低下量において、週1回投与のdulaglutide 1.5 mgが1日1回投与のリラグルチド1.8 mgに対する非劣性を示し、主要評価項目を達成したという。
承認されれば重要な治療選択肢に
dulaglutideの週1回投与は、アメリカ食品医薬局や欧州医薬品庁などの規制当局で申請されており、これまで行われてきたAWARD-1からAWARD-5試験すべてで用量1.5 mgでプラセボ及び実薬対照に対して、HbA1cの低下における優越性が示されている。
プレスリリースには、同社シニア・バイスプレジデント兼糖尿病事業部プレジデントのエンリケ・コンテルノ氏の
これまでのAWARD試験の5試験に加え、AWARD-6のデータにより、2型糖尿病患者さんにとってdulaglutideが重要な治療選択肢となりうることと確信いたしました。承認されれば、dulaglutideは、週1回投与かつ溶解操作不要である唯一のGLP-1受容体作動薬となるでしょう。(日本イーライリリー株式会社 プレスリリースより引用)
とのコメントが掲載されている。(小林 周)
▼外部リンク
日本イーライリリー株式会社 プレスリリース
https://www.lilly.co.jp/pressrelease/2014/