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岡山大 触覚注意に関する脳内メカニズムを解明

読了時間:約 50秒
2014年03月19日 PM04:30

fMRIを用いて解明に成功

岡山大学は3月7日、同大大学院自然科学研究科(工学部)生体計測工学研究室の呉景龍教授と中国医科大学の郭启勇教授ら共同研究グループが触覚注意に関する人間の脳内メカニズムをfMRI(機能的磁気共鳴画像)で解明することに成功したと発表した。

(この画像はイメージです)

今回の研究は、fMRIを用いて人間の注意処理過程を行動学的観点と神経学的観点から解明し、人間の注意処理に関する新しい知見を獲得することを目的に行われたという。

研究としてタブー視されていた時代も

人間は外部からのすべての情報を取り入れるのではなく、自己意識の行動に適応した有用な情報のみを選択して利用している。

注意はこのような情報選択機能であるが、人間の内部の働きであり実証的に捉えることは今まで困難であり、実験心理学的な研究としてはタブー視されていた時代も存在した。

プレスリリースでは

医療の分野において、注意に障害を持った患者さんへの診断法やリハビリテーション・プログラム開発への基礎データの提供、神経回路網モデルの物理・工学的手法を融合させて、脳における注意情報処理の基本原理を明らかにすることにつながります。(岡山大学 プレスリリースより引用)

と述べられている。(小林 周)

▼外部リンク

岡山大学 プレスリリース
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/

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