医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > タカラバイオ クロモセンターと人工染色体技術についてライセンス契約締結

タカラバイオ クロモセンターと人工染色体技術についてライセンス契約締結

読了時間:約 50秒
2014年03月17日 PM04:21

遺伝子導入に関する人工染色体技術

タカラバイオ株式会社は2月28日、株式会社chromocenter(クロモセンター)が保有する人工染色体技術について、特許の実施許諾を受けるためのライセンス契約を同20日付けでクロモセンターと締結したと発表した。

(この画像はイメージです)

この契約は、クロモセンターが関連知財を保有している人工染色体技術について、タカラバイオがライセンスを受けるもの。鳥取大学大学院医学系研究科に所属する押村光雄教授らのグループが開発した、遺伝子導入に関する人工染色体技術についての契約となっている。

2014年度中の製品・受託サービス開発を目指す

これにより、契約に基づいて開発される研究用遺伝子導入試薬の全世界での販売権は、クロモセンター以外にはタカラバイオのみが保有することになる。

人工染色体技術はゲノム編集技術などとならび、iPS細胞の作製や再生医療分野など、ライフサイエンス、医療の分野で応用が可能な重要技術として注目されている。タカラバイオはこれまでに培ってきたウイルスベクター製品の開発製造経験を活かし、2014年度中に人工染色体技術を利用した製品や受託サービスを開発することを目指すとしている。(小林 周)
(小林 周)

▼外部リンク

 プレスリリース
http://www.takara-bio.co.jp/news/2014/

 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 血管構造を持つヒト網膜オルガノイドの作製に成功、疾患モデルとして有用-岐阜薬科大ほか
  • 舌がん、治療法選択に有用な「免疫プロファイルによる分類法」開発-科学大ほか
  • 糖尿病抑制の可能性がある食品成分を発見、タマネギ含有のアピゲニン-広島大ほか
  • 心房細動アブレーション成功後の抗凝固療法中止判断の条件で新知見-名大
  • 脊椎肥厚性硬膜炎の臨床像を世界で初めて解明、治療法確立に期待-新潟大ほか
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい