遺伝子導入に関する人工染色体技術
タカラバイオ株式会社は2月28日、株式会社chromocenter(クロモセンター)が保有する人工染色体技術について、特許の実施許諾を受けるためのライセンス契約を同20日付けでクロモセンターと締結したと発表した。
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この契約は、クロモセンターが関連知財を保有している人工染色体技術について、タカラバイオがライセンスを受けるもの。鳥取大学大学院医学系研究科に所属する押村光雄教授らのグループが開発した、遺伝子導入に関する人工染色体技術についての契約となっている。
2014年度中の製品・受託サービス開発を目指す
これにより、契約に基づいて開発される研究用遺伝子導入試薬の全世界での販売権は、クロモセンター以外にはタカラバイオのみが保有することになる。
人工染色体技術はゲノム編集技術などとならび、iPS細胞の作製や再生医療分野など、ライフサイエンス、医療の分野で応用が可能な重要技術として注目されている。タカラバイオはこれまでに培ってきたウイルスベクター製品の開発製造経験を活かし、2014年度中に人工染色体技術を利用した製品や受託サービスを開発することを目指すとしている。(小林 周)
(小林 周)
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