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熊本大 遺伝性脂質異常症の原因タンパク質の糖鎖修飾メカニズムを解明

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2014年03月14日 PM06:15

タンパク質ABCG5およびABCG8について

熊本大学は3月4日、同大学大学院生命化学研究部(薬学系)・遺伝子機能応用学分野のグループが、(シトステロール血症)の原因となるタンパク質ABCG5およびABCG8の糖鎖修飾メカニズムを解明することに成功したと発表した。

(画像はプレスリリースより)

この研究で、遺伝性脂質異常症や脂質過剰症の原因遺伝子産物ABCG5およびABCG8の表面が糖鎖によって修飾される機構が、翻訳後に引き起こされることが明らかにされた。

既知の酵素活性とは違うメカニズムで抑制されていることも発見

研究グループはまた、従来から知られている酵素活性とは違うメカニズムで、HRD1というE3酵素がこの糖鎖修飾を抑制することも見いだし、プレスリリースでは

本成果は、「タンパク質の翻訳後糖鎖修飾」というこれまで余り注目されていないメカニズムが、病態発症を左右する可能性を示すもので、今後、遺伝性脂質異常症や脂質過剰症に伴い発症する動脈硬化症・脳血管疾患・心臓病などの疾患に対する治療的アプローチを提起できることも期待できます。(熊本大学 プレスリリースより引用)

と述べられている。(小林 周)

▼外部リンク

熊本大学 プレスリリース
http://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/seimei/

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