厚生労働省意見交換会・審議会を受け
薬害オンブズパースン会議は、2月26日に行われた厚生労働省意見交換会および審議会の審議を受け、あらためて子宮頸がんワクチン接種の積極的勧奨再開に反対するとの意見を発表した。
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副作用を示す研究発表に対し、批判ばかりを取り上げ
午前中に行われた意見交換会には、ワクチンに含まれるアジュバントが副作用を引き起こすという研究成果を公表している海外の研究者2名と、国内の研究者1名によるプレゼンテーションが行われたが、その都度、審議会委員・参考人が次々と批判的意見を述べるのに対し、発表者の意見を述べる時間はごくわずかで、とても「意見交換会」と呼べるようなものではないとした。
午後の審議会の冒頭においても、午前中に行われた意見交換会の内容が紹介されたが、発表者のプレゼンテーションについての報告が簡単なものであったのに対し、批判するコメントの紹介は詳細に行われたとしている。
リリースでは、
わが国が経験した過去の薬害事件では、危険性を示す情報があるにもかかわらず、危険性の科学的な立証を要求することによって対応を遅らせ、副作用被害を拡大させるという失敗が繰り返されてきました。これらの失敗に学ぶならば、科学的に立証されていないとか、従来の知見と合致しないなどという理由で安易に危険性情報を排斥するのではなく、従来の知見では説明できない新たな事象が発生している可能性も含めた、あらゆる可能性を念頭に安全対策が行われるべきです。(薬害オンブズパーソン会議 活動状況より引用)
と述べられている。(小林 周)
▼外部リンク
薬害オンブズパースン会議 活動状況
http://www.yakugai.gr.jp/topics/