長期にわたり病気療養中の子どもとその家族を支える団体活動を助成
武田薬品工業株式会社は2月27日、市民活動助成プログラム「タケダ・ウェルビーイング・プログラム 2013−長期療養の子どもたちに”生きる力”を−」の助成対象プロジェクトが確定したことを発表した。
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同プログラムは2009年より開始し、長期にわたり病気で療養する子どもとその家族を支援する団体の活動を助成する5年間のプログラムだ。武田薬品の寄付のもと、特定非営利活動法人「市民社会創造ファンド」が運営している。
2013年度のプロジェクトは8件の助成が決定
大阪に所在する団体「しぶたね(Sibling supportたねまきプロジェクト)」では、病気の子どもと共に頑張っている「きょうだい」の支援とサポート体制の強化および10周年プロジェクトを実施。同じく大阪の「一般社団法人こどものホスピスプロジェクト」では、長期入院・在宅療養しているこども達ときょうだいとのあそびかたを学ぶ、「あそびかた研究会」を開催する予定。
東京に所在する団体は以下の5件で、助成プロジェクトの概要は次の通り。「特定非営利活動法人絵本カーニバル」では、小児病棟における絵本カーニバルの実施と新規プログラムの開発。「全国小児病棟遊びのボランティアネットワーク」では、全国小児病棟遊びのボランティアネットワークを形成するとされる。「小児がんネットワークMN(みんななかま)プロジェクト」では、小児がん経験者ネットワークの拡充と啓蒙活動を展開。「特定非営利活動法人HOPEプロジェクト」では、小児がん経験者の就労支援ためのソーシャル・スキル・アップ・トレーニングプログラムの開発を試行する。「きょうだい支援を広める会」では、慢性疾患や障がいのある子ども・成人のきょうだいへの支援の経験共有とネットワークを拡大する予定。
また、山梨に所在する「星空工房アルリシャ」では、小児病棟におけるサイエンスとアートが融合したエンターテイメントプログラムを実施。2013年度は、この8件を助成することとなる。
武田薬品ではこれら助成に対し、
という考えを示している。(伊藤海)
▼外部リンク
武田薬品工業株式会社 ニュースリリース
http://www.takeda.co.jp/news/2014/