医師個人の志向に応じた情報提供を可能に
アストラゼネカ株式会社は2月24日、医療関係者向けの会員制ウェブサイト「MediChannel」において、全面的なリニューアルを実施したと発表した。医師個人の志向と行動に応じた情報提供を行う仕組みとなっており、こうしたサイトサービスは医療業界で初の試みとなるという。
(画像はプレスリリースより)
アストラゼネカでは、全世界の医療従事者向けウェブサイトを共通のデジタルプラットフォーム上で展開するプロジェクトを推進中で、今回の日本におけるサイト全面刷新もこうした取り組みの一環だとしている。
同社では最適なフォーマットを構築するため、開発手法として「ユーザー・センタード・デザイン」を採用し、日本を含む主要国での医師への調査、インタビューを実施。収集されたコンテンツ、構成、デザインに関する現場医師からのフィードバックを踏まえ、今回のサイト全面刷新が実現した。
パーソナライゼーション機能導入でより役立つサイトへ
リニューアルにおける最大のポイントは、コンテンツに関するパーソナライゼーション機能の導入で、医師個々人の会員登録データや、MediChannel内のコンテンツ利用状況、さらに同社が保有する各種データに基づき、最適なコンテンツや情報が表示されるものとなった。
オンライン上での情報収集にとどまらず、MR活動などを中心とする複数のチャネルを通じて得られたリアルな情報を総合的に分析し、MediChannelに反映させて、より個々の医師の志向・行動に合った情報提供を行っていく方針だ。
同社では、それぞれのチャネルが独立して一方的に情報を提供するのではなく、その医師にとって最適なコミュニケーションを最適なタイミングで行い、真に役立つサービスを提供していくことで、患者へのさらなる貢献を目指していきたいとしている。(紫音 裕)
▼外部リンク
アストラゼネカ株式会社 プレスリリース
http://www.astrazeneca.co.jp/media/pressrelease/
MediChannel
https://med.astrazeneca.co.jp/hcp_confirmation.html