医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 生化学工業 変形性ひざ関節症によるひざの痛みについて調査

生化学工業 変形性ひざ関節症によるひざの痛みについて調査

読了時間:約 1分8秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年03月05日 AM11:55

痛みを感じたらすぐに受診を

生化学工業株式会社は2月20日、「日常生活で感じるひざの痛みと受診意識の実態について」の調査を実施し、結果を発表した。

(画像はプレスリリースより)

この調査は、変形性ひざ関節症の初期症状であるひざの痛みがあり、医療機関を受診している患者519名と、受診していない518名、合わせて1,037名の40代から60代の男女を対象に実施されたもの。プレスリリースでは

受診患者の声をもとに『ひざの痛みに耐えられなくなった時ではなく、ひざの痛みを感じたら、すぐに受診することが勧められる』というメッセージを、今回の調査結果から導き出しました。(生化学工業株式会社 プレスリリースより引用)

と述べられている。

7割近くが受診して痛み改善

受診患者への「受診したきっかけとなったひざの痛みの状態は?」という質問に対し、「長期間にわたり改善しない」との回答は42.0%、「自己対処しても改善が見られない」と答えは15.6%だった。また「医療機関を受診してひざの痛みは改善されましたか?」との問いに対し、60.9%が「改善した」、5.6%が「とても改善した」と回答した。

未受診患者への「どのような痛みを感じたら受診すると思いますか?」という問いには、40.7%が「痛みに耐えられなくなった時」と回答した。

変形性ひざ関節症は、初期の段階から専門医による適切な治療によって病気の進行を遅らせることができると考えられている。同社では、適切な治療を適切な時期に受けるために、初期症状である「立ち上がる時のひざの痛み」、「歩き始める時のひざの痛み」、「階段の上り下りの時のひざの痛み」、「正座する時のひざの痛み」などが受診サインであると認識することを呼びかけていくという。(小林 周)

▼外部リンク

生化学工業株式会社 プレスリリース
http://www.seikagaku.co.jp/pdf/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 血液中アンフィレグリンが心房細動の機能的バイオマーカーとなる可能性-神戸大ほか
  • 腎臓の過剰ろ過、加齢を考慮して判断する新たな数式を定義-大阪公立大
  • 超希少難治性疾患のHGPS、核膜修復の遅延をロナファルニブが改善-科学大ほか
  • 運動後の起立性低血圧、水分摂取で軽減の可能性-杏林大
  • ALS、オリゴデンドロサイト異常がマウスの運動障害を惹起-名大