痛みを感じたらすぐに受診を
生化学工業株式会社は2月20日、「日常生活で感じるひざの痛みと受診意識の実態について」の調査を実施し、結果を発表した。
(画像はプレスリリースより)
この調査は、変形性ひざ関節症の初期症状であるひざの痛みがあり、医療機関を受診している患者519名と、受診していない518名、合わせて1,037名の40代から60代の男女を対象に実施されたもの。プレスリリースでは
受診患者の声をもとに『ひざの痛みに耐えられなくなった時ではなく、ひざの痛みを感じたら、すぐに受診することが勧められる』というメッセージを、今回の調査結果から導き出しました。(生化学工業株式会社 プレスリリースより引用)
と述べられている。
7割近くが受診して痛み改善
受診患者への「受診したきっかけとなったひざの痛みの状態は?」という質問に対し、「長期間にわたり改善しない」との回答は42.0%、「自己対処しても改善が見られない」と答えは15.6%だった。また「医療機関を受診してひざの痛みは改善されましたか?」との問いに対し、60.9%が「改善した」、5.6%が「とても改善した」と回答した。
未受診患者への「どのような痛みを感じたら受診すると思いますか?」という問いには、40.7%が「痛みに耐えられなくなった時」と回答した。
変形性ひざ関節症は、初期の段階から専門医による適切な治療によって病気の進行を遅らせることができると考えられている。同社では、適切な治療を適切な時期に受けるために、初期症状である「立ち上がる時のひざの痛み」、「歩き始める時のひざの痛み」、「階段の上り下りの時のひざの痛み」、「正座する時のひざの痛み」などが受診サインであると認識することを呼びかけていくという。(小林 周)
▼外部リンク
生化学工業株式会社 プレスリリース
http://www.seikagaku.co.jp/pdf/