トータルケアの重要性に着目し実態を調査
塩野義製薬株式会社は2月19日、糖尿病患者を対象とした調査『T-CARE Survey(ティーケア・サーベイ)』の結果を発表した。
この調査は2013年10月に糖尿病患者3,437名を対象に行われたもの。糖尿病という疾患だけでなく、糖尿病をもつ患者へのトータルケアの重要性に着目し、意識と行動の実態を把握することを目的に実施されたという。
(画像はプレスリリースより)
5割以上の人がきちんと治療を続けられていないと回答
厚生労働省が2013年末に発表した調査によると、「糖尿病と強く疑われる者」と「糖尿病の可能性が否定できない者」は合わせて2,050万人にも達している。
しかし、今回の調査では約7割の人が合併症の不安を抱え、5割以上の人が治療を重要だと認識しながらも、きちんと治療を続けられていないという結果になった。
同社は、糖尿病患者が継続的に治療を続けるには、合併症予防やQOLの維持などを念頭においた総合的なケアと、家族や周りの人々のサポートが重要であると述べている。(小林 周)(小林 周)
▼外部リンク
塩野義製薬株式会社 プレスリリース
http://www.shionogi.co.jp/company/news/