子供の入園準備と健康についての調査結果
ファイザー株式会社は2月17日、全国の0歳から5歳の子供を持つ母親2,470人を対象とした「お子さんの入園準備と健康」に関するアンケートの調査結果を発表した。
子供は幼稚園・保育園に入園すると、他人との接触が格段に増え、細菌やウイルスをうつしあうことになる。今回の調査は、入園前後で子供の健康にどのような変化があるのか、また入園前にどのような準備をしたかなど、その実態を調査したものである。
(画像はプレスリリースより)
通院回数は入園後に1.6倍
調査の結果、2013年4月から12月までの9ヶ月間で病気治療のための通院をした回数は、入園前の子供たちの平均通院回数が4.4回だったのに対し、入園後の子供たちの平均通院回数は7.2回と、1.6倍になっていることが分かった。
入園前のワクチンチェック ほとんどの母親が自分で確認
また、幼稚園・保育園に入園後の子供を持つ母親のうち、「入園前にワクチンの予防接種を確認した」と答えたのが77%だったが、その96%が「自分で確認した」と回答しており、「子供のかかりつけの病院で確認した」と回答したのは11%となった。
このことから、「子供の年齢に応じた予防接種の種類や回数」「予防接種制度の変更」などを十分把握することができないまま、集団生活に入ってしまうことが懸念されるとしている。
ここ数年、新たなワクチンが次々と導入されており、定期接種の変更も多くみられる。小児科などかかりつけ医は、新たな予防接種の情報を母親に提供するなど、入園準備のサポートが期待される。(森田春泥)
▼外部リンク
ファイザー株式会社 ニュースリリース
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/