日本薬剤師会は22、23の両日、都内で第82回臨時総会を開き、2014年度事業計画、収支予算案、定款の一部改正、会長候補者選挙などについて審議した。日薬会館建設について、既取得地の90坪に定期借地権付きの隣接地100坪を合わせて合計190坪として建設したいとの執行部提案を否決。これに伴い緊急に収支予算案を修正し、これを承認した。
ブロック代表質問では、始めに北海道ブロックから三國亨氏が質問に立ち「当初目的は賃借料の資産化であり、土地を購入することで話が進んでいたはず。なぜ急に定期借地権なのか」と迫った。児玉孝会長は「当初は買うつもりで進めてきた。今は売れないが、将来は売ってくれる」と応じた。さらに三國氏は「例えば10年後に購入するとして、その費用は示されていない」と指摘。森昌平担当常務理事は「売るときは交渉になると思う。それもそのときの執行部の考えによる」と述べたが、三國氏は「10年後に責任持てる人間がいるのか。この提案は反対」と断じた。