1980年から販売される気管支拡張剤「メプチン」
大塚製薬株式会社は2月17日、気管支拡張剤メプチンの新しい製剤として「メプチン(R)スイングヘラー(R)10㎍吸入100回」の製造販売承認を取得したと発表した。
(画像はニュースリリースより)
メプチンは、同社が創製したβ2刺激作用の気管支拡張剤。気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫の効能・効果で1980年に発売された。これまで、患者の年齢や病態に応じた7剤形が開発され、世界12カ国・地域で販売されている。
「スイングヘラー」にドライパウダー状の薬剤を充填
同社は2005年、ドーズカウンターを装備したドライパウダー吸入式製剤「メプチン クリックヘラー 10μg」を2005年に発売。今回承認されたのは、同剤では12製剤目となる改良型で、同社連結子会社の大塚テクノ株式会社と新たに共同開発した粉末吸入器「スイングヘラー」にドライパウダー状の薬剤を充填した製剤である。
スイングヘラーは、ワンプッシュで薬剤がセットでき、さらに保管容器と一体にすることで、既存品メプチンクリックヘラー10μgと比べて操作性や携帯性を向上したという。販売は薬価収載後を予定している。(鈴木ミホ)
▼外部リンク
大塚製薬株式会社 ニュースリリース
http://www.otsuka.co.jp/company/release/2014/