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第一三共の口内炎治療薬 塗るタイプの新剤形が登場

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2014年02月17日 PM07:45

シリーズ4つ目、新剤形は軟膏タイプ

第一三共ヘルスケア株式会社は2月12日、口内炎治療薬トラフルシリーズの新たな剤形として、塗って治す「トラフル(R)軟膏」(OTC医薬品、第3類医薬品)を発売した。この製品は、トラフルシリーズの4つ目の剤形となる。

(画像はプレスリリースより)

3つの有効性分を配合

同剤には、痛みや腫れを抑える抗炎症成分であるアズレンスルホン酸ナトリウム水和物とグリチルレチン酸、傷ついた口内の粘膜修復を補助する組織修復成分のアラントイン、殺菌成分であるセチルピリジニウム塩化物水和物が配合されているという。

患部にしっかり付着、粘つきなし

今回新たに発売されるトラフル軟膏は、患部にしっかり付着する軟膏タイプで、有効成分が浸透して優れた効き目を発揮する。患部にしっかり付着しながら、粘つき等の違和感がない製剤設計によって、より使いやすいものになっているという。使用方法は、1日2~4回、患部を清浄にした後、適量を塗布する。6g包装で、メーカー希望小売価格は税抜きで900円となっている。

より使いやすい口内炎治療薬へ

すでに市販されている内服薬「トラフル錠」、外用薬のスプレー剤「トラフル クイックショット」、口腔内溶解型フィルム貼付剤「トラフル ダイレクト」に加えて、より使いやすい新たな口内炎治療の選択肢を提供するものとなりそうだ。(長澤 直)

▼外部リンク

第一三共ヘルスケア株式会社 プレスリリース
http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/release/

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