心臓発作を伴う狭心症、心筋梗塞を煩う患者のために
精密部品メーカーの中央精工株式会社は2月3日、心臓発作を伴う狭心症、心筋梗塞を煩う患者が常備するニトロ錠を24時間気にせずに携帯できるペンダント型ピルケース「I-N-R-O NITRO(ニトロ)」を発表、発売を開始した。
(画像はプレスリリースより)
I-N-R-O(インロー)は、中央精工が生んだチタン製ケースの専門ブランド。日本ならではの精緻なものづくり技術とおもいやりの心を軸に、世界中の本物志向のユーザーに末永く愛用される製品をつくるために誕生したという。その新製品であるNITRO(ニトロ)は、狭心症やパニック障害など、突然の発作に悩む人たちが常備する薬を収納するために専用設計された、チタン製高精度ピルケースである。
「I-N-R-O NITRO」の主な特徴
素材には、金属アレルギーの人でも安心して使える純チタンを採用。純チタンは人工骨、歯根、人工心臓など医療分野で広く使用される人に最も近い金属として有名であり、金属アレルギーが起きにくく、軽量かつ頑丈というメリットがあるという。
また、航空機にも多く使用される軽量で丈夫な素材、チタンを極限まで薄く削り出すことで、ニトロ錠を包装のまま3錠入れられるチタン製ピルケースとしては世界最軽量となる約6.3gを実現している。
さらに、「24時間、365日身に着けなければならない」というようなユーザーの生活を徹底して考慮された安全設計で、突起物のないシンプルなデザインとなっている。
狭心症発作は冬の入浴後など、急に寒くなる状況で発生頻度が高まるが、そのような可能性の場所でも安心なJIS防水保護等級7級の防水性能を実現しているという。
このほか、収納可能な長さを36mmに拡張したり、収納部屋を2分割したりできる、別売りのオプションも用意されている。(伊藤海)
▼外部リンク
中央精工株式会社 プレスリリース
http://www.value-press.com/pressrelease/121421