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協和発酵キリン ARQ 197の第3相試験を日本で開始

読了時間:約 49秒
2014年02月13日 PM07:00

2014年1月から2016年12月を予定

協和発酵キリン株式会社は2月4日、ARQ 197(tivantinib)の第3相試験を日本で開始したことを発表した。

同試験は、ソラフェニブを含む全身化学療法1レジメンに対して抵抗性または不忍容で、受容体型チロシンキナーゼc-Met高発現の切除不能進行肝細胞癌患者を対象とした無作為化、二重盲検、多施設共同、プラセボ対照比較試験。目標症例数は160例、主要評価項目は無増悪生存期間としている。被験者に、ARQ 197 120mg(またはプラセボ)1錠を1日2回連日投与する。試験期間は2014年1月から2016年12月を予定している。

(画像はwikiメディアより引用)

米国バイオ企業が創製したc-Met阻害剤

ARQ 197は、米国ArQule(アーキュール)社が創製した経口投与が可能な分子標的薬で、c-Metを阻害することにより抗がん作用を発揮するという。

協和発酵キリンは、2007年4月27日にアーキュール社との間で、ARQ 197の日本ならびにアジアの一部(中国、韓国および台湾)での独占的開発・販売権を取得するライセンス契約を締結していた。(堤朝子)

▼外部リンク

協和発酵キリン株式会社 ニュースリリース
http://www.kyowa-kirin.co.jp/news_releases/2014/

 

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