明治薬科大学は、今月24日に東京都東久留米市に附属薬局(写真上)をオープンする。収益を目的としない大学の付随事業として、薬学教育を実践しながら地域に根ざした薬局づくりを目指す。地域住民の健康管理ステーションと位置づけ、保険調剤のみならず、在宅医療や抗癌剤調製を手がけると共に、OTC薬も積極的に取り扱い、セルフメディケーションを進める。薬局長に就任した石井文由教授は、「全国的な薬局実習のモデルにしていきたい」と意欲を語っている。
附属薬局は、清浄度の高い無菌製剤室や抗癌剤の調製を行うハザード室を設置し、在宅医療に取り組み、OTC薬に関する助言、健康相談、情報提供を通じたセルフメディケーションも推進する。また、地域住民が最新の測定機器を使い、定期的に健康管理を行える健康管理室や学生による情報発信のコーナーを設け、地域に根ざした薬局づくりを目指す。