白斑様症状の病態解明、治療方法等の確立のため
株式会社カネボウ化粧品は1月28日、「化学物質(ロドデノール)による白斑研究基金」設立のために、助成金を拠出することを決定した。
(wikiメディアより引用)
同基金は、2014年1月23日から2016年3月末までの約2年間の運営期間が設けられるという。年度ごとに3,000万円、2年間の総額で6,000万円の助成金を予定している。
この基金の創立の目的は、カネボウ化粧品が販売した「医薬部外品有効成分ロドデノール配合美白製品」の使用により、白斑様症状が確認された使用者の1日も早い回復を願うもので、病態解明と治療方法等の早期確立を目的とし、信託形式で設立される。
中立性確保のため独立した運営委員会を設置
運基金の運営にあたり、中立性を確保するため、慶応義塾大学医学部教授の河上裕氏を委員長とする運営委員会が、独立した立場で研究の公募・審査・助成金交付等を行うという。
カネボウ化粧品では、2013年7月4日に医薬部外品有効成分ロドデノール配合美白製品の使用によって、白斑様症状が発症するケースを確認し、当該製品の自主回収を発表していた。その際、カネボウ化粧品は、
当該製品を使用し、白斑様症状を発症したお客様には、完治するまで責任をもって対応する(株式会社カネボウ化粧品 ニュースリリースより引用)
ということを基本方針に掲げており、今回の白斑研究基金設立につながったとみられる。(伊藤海)
▼外部リンク
株式会社カネボウ化粧品 ニュースリリース
http://www.kanebo-cosmetics.co.jp/company/
株式会社カネボウ化粧品 お客様へ 大切なお知らせ
http://www.kanebo-cosmetics.jp/information/