欧州のHIV患者に新たな選択肢
塩野義製薬株式会社は1月22日、HIVインテグラーゼ阻害薬Tivicay(R)(テビケイ、一般名:ドルテグラビル)について、英国のViiV Healthcare Ltd.(以下、ViiV社)が現地時間1月21日付で、欧州医薬品庁(EMA)から同薬の承認を取得したと発表した。
(画像はwikiメディアより引用)
Tivicayは、同社とViiV社との共同開発により開発された次世代のHIVインテグラーゼ阻害薬。2012年10月に発表されたViiV社との契約の枠組み変更により、現在はViiV社が全世界での開発ならびに販売の権利を保有している。
同剤がEMAから承認を得たことにより、今後、欧州のHIV患者に対して新たな選択肢が提供されることが期待される。
米国、日本での動き
同剤は、2012年12月に米国、欧州の審査機関に対して、ViiV社が新薬承認申請を行った。その後、2013年8月に、米国食品医薬品局(FDA)から承認された後、米国では既に販売が開始されている。
国内では、2013年12月にヴィーブヘルスケア株式会社から新薬承認申請が行われている。今後、承認取得後は、同社とヴィーブヘルスケアが共同で、医療機関等への医薬情報提供活動を行うとしている。(伊藤海)
▼外部リンク
塩野義製薬株式会社 プレスリリース
http://www.shionogi.co.jp/company/news/2014/