医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 武田薬品工業 米国で大うつ病治療薬・Brintellixの販売を開始

武田薬品工業 米国で大うつ病治療薬・Brintellixの販売を開始

読了時間:約 48秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年01月30日 AM05:55

成人の大うつ病治療薬

武田薬品工業株式会社は1月22日、デンマーク・コペンハーゲンに本社を置くH. Lundbeck A/Sと、成人の大うつ病治療薬「(R)」(一般名:ボルチオキセチン臭化水素酸塩)の米国で販売を開始したと発表した。

(この画像はイメージです)

Brintellixは1日1回投与の経口抗うつ薬。幅広く用量設定を行うことが可能なため、多様な患者に対応できるという。2013年9月30日にFDAの承認を受け、卸売業者における流通が開始されている。

同剤の有効性および安全性については、6本の6~8週間の短期投与試験および1本の24~26週間の長期維持試験による7本の包括的臨床試験プログラムにおいて有効性・安全性が評価され、成人の大うつ病の全般的な症状に関して統計学的に有意な改善効果が認められたという。

最大20mgまで増量可能

承認用量は5mg錠、10mg錠、20mg錠。推奨服薬開始用量は1日10mgとされ、臨床試験の結果から患者の忍容性によって1日20mgまで増量することが可能とされ、忍容性のない患者に対しては5mgまで減量することが推奨されている。(小林 周)

▼外部リンク

武田薬品工業株式会社 プレスリリース
http://www.takeda.co.jp/news/2014/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK
  • シベプレンリマブ、IgA腎症P3試験で主要評価項目を達成-大塚製薬
  • チルゼパチド、肥満症の日本人対象P3試験で有意な体重減少効果-リリー
  • エブリスディ2年データ、SMA小児の多くが独立歩行可能となったことを示す-ロシュ
  • 点滴ライン整理用の「カラフルホルダー」開発、ワンタッチで長さ調節可-東北大ほか