■中医協が了承
厚労省は22日、4月に実施する薬価改定で市場拡大再算定ルールを適用する品目を中央社会保険医療協議会総会に提案し、了承された。同ルールにより薬価引き下げの対象となったのは、MSDの「ジャヌビア」と小野薬品の「グラクティブ」のDPP‐4阻害剤と田辺三菱製薬の関節リウマチ治療薬「レミケード」の類似薬など、先発品11成分22品目(内用7成分17品目、注射4成分5品目)で、「レミケード」は2回目の適用となった。
「ジャヌビア」と「グラクティブ」(類似薬効比較方式I)の再算定は、「使用方法、適用対象患者の範囲等の変化による市場規模の拡大」が理由。同剤と同じDPP‐4阻害剤のノバルティスファーマの「エクア」、武田薬品の「ネシーナ」、日本ベーリンガーインゲルハイムの「トラゼンタ」、田辺三菱製薬の「テネリア」、三和化学の「スイニー」、協和発酵キリンの「オングリザ」も類似品として再算定の対象となった。