非盲検でボリノフタット群と比較
協和発酵キリン株式会社は1月15日、再発又は難治性皮膚T細胞リンパ腫(CTCL)を対象としたモガムリズマブ(一般名、開発コード:KW-0761)の効果と安全性を評価する第3相臨床試験の実施国に日本を追加したことを発表した。
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この第3相臨床試験は、被験者をモガムリズマブ群とボリノスタット群にランダムに割り付けて、非盲検で比較を行うもの。アメリカ、ヨーロッパに加え、日本でも実施される。
ポテリジオ(R)として販売
モガムリズマブはCTCL細胞などのさまざまな悪性T細胞に過剰発現しているCCR4(chemokine (C-C motif) receptor 4)に対する、ヒト化モノクローナル抗体。協和発酵キリン独自の強活性抗体作製技術「POTELLIGENT(R)(ポテリジェント)」を応用した抗体で、ADCC(Antibody-Dependent Cellular Cytotoxicity(抗体依存性細胞傷害))活性による抗腫瘍効果を示すという。
再発又は難治性のCCR4陽性の成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)の治療薬として「ポテリジオ(R)点滴静注20mg」という製品名で、2012年5月29日から国内で販売されている。(小林 周)
▼外部リンク
協和発酵キリン株式会社 ニュースリリース
http://www.kyowa-kirin.co.jp/news_releases/2014/