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厚労省 埼玉県で米国製健康食品による健康被害が発生と発表

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2014年01月22日 PM05:50

注意喚起していた米国製の食欲抑制剤で

厚生労働省は1月10日、埼玉県川越市から、医薬品成分を含有する健康食品によって被害があったことを発表した。発見されたのは、米国製の食欲抑制剤「OxyElite Pro(オキシエリート プロ)」で、この製品は海外、国内でも健康被害が発生している事例が確認されている。

このため厚生労働省は、2013年10月9日および、12月25日付けで使用を中止するように注意喚起していた。

(画像はプレスリリースより引用)

インターネットにて購入

今回健康被害のため医療機関に受診した患者は、インターネットで当該商品を購入し、使用した。その後、食欲不振、吐き気などの症状をもよおし、一時は入院していたが、現在は退院し通院中という。購入サイトは現在不明だが、健康被害の拡大を防止するため、使用している人は直ちに使用を中止し、当該製品の使用が原因で症状がある場合は、医療機関の受診、川越市保健所保健総務課、最寄りの保健所などに相談することを勧めている。

含有されるのはヨヒンビン

当該製品では、「ヨヒンベ(アカネ科の植物)」の記載があり、実際分析したところ、医薬品成分の「ヨヒンビン」が検出された。ヨヒンビンは、医薬品成分(塩酸ヨヒンビン)として、神経衰弱性陰萎治療薬等の有効成分として国内でも承認されているが、発疹、発赤、めまい、発汗、脱力感、血圧上昇などの副作用の報告があるという。

ただし、この分析結果は必ずしも、当該医薬品成分と症状との因果を意味するものではないとしている。川越市ではウェブサイト、広報で当該製品を記載し、注意喚起を行うとしている。(伊藤海)

▼外部リンク

厚生労働省 報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/

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