飲みやすいOD錠
アステラス製薬株式会社は1月15日、下痢型過敏性腸症候群治療剤「イリボー(R)錠」の追加剤形として、口腔内崩壊錠「イリボー(R)OD錠2.5μg、同5μg」(一般名:ラモセトロン塩酸塩)を、男性における下痢型過敏性腸症候群の効能・効果で、発売を開始した。
同剤は、口腔内の唾液で速やかに崩壊し、水なしでも服用が可能であるため、高齢者や嚥下機能が低下した患者、また、水分摂取を控えている患者にも適した製剤であるという。
(画像はwikiメディアより引用)
セロトニン5-HT3受容体を選択的に阻害
「イリボー錠」は、アステラス製薬によって創製されたセロトニン5-HT3 受容体拮抗剤である。ストレスなどによって遊離が促進されたセロトニンが、腸管神経に存在する5-HT3 受容体を活性化することにより、消化管運動を亢進させ、便通異常を引き起す。また、腸が受けた刺激によってもセロトニンが遊離し、求心性神経終末の5-HT3 受容体に結合することで、脳に痛みを伝達する。
同剤は、5-HT3 受容体を選択的に阻害することで、消化管運動亢進に伴う便通異常(下痢・排便亢進)を改善するとともに、大腸痛覚伝達を抑制し、腹痛及び内臓知覚過敏を改善するという。
用法・用量は、
通常、成人男性にはラモセトロン塩酸塩として5µgを1日1回経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は10µgまでとする。
(アステラス製薬 ニュースリリースより引用)
(アステラス製薬 ニュースリリースより引用)
とされており、それぞれ10錠が10シート、合計100錠が入っている。(堤朝子)
▼外部リンク
アステラス製薬株式会社 ニュースリリース
http://www.astellas.com/jp/corporate/