医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 中央社会保険医療協議会、診療報酬改定、骨子まとめる―大規模薬局の報酬適正化など

中央社会保険医療協議会、診療報酬改定、骨子まとめる―大規模薬局の報酬適正化など

読了時間:約 2分28秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年01月17日 AM09:48


■分割調剤施行は削除

中央社会保険医療協議会は15日、2014年度診療報酬改定の基本方針や改定率について、田村憲久厚生労働相から諮問を受け、これまでの議論の整理を改定の骨子としてまとめた。地域の薬局と連携しても夜間・休日に調剤できる体制を整えていれば算定できる「基準調剤加算」の要件を見直し、薬局自らの対応を原則とすることや、薬剤師の病棟業務の評価充実、大規模薬局の調剤報酬の適正化などを盛り込んだ。また、残薬を減らすため、特定機能病院等の大病院から長期処方された薬剤を原則として薬局が分割調剤し、2回目以降は主治医と連携して必要量を調剤する対応を試行導入する案も示されたが、支払、診療の両側委員から「議論が十分でない」などの意見が相次ぎ、骨子から削除することになった。

骨子で重点課題に位置づけられた在宅医療では、在宅薬剤管理指導業務を推進する観点から、在宅業務に十分に対応している薬局の評価を行うとした。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外