山梨県に100%出資の子会社を新規で設立
医療機器や医療用薬品、医療用ガラス部材などの製造販売を行うニプロ株式会社は2013年12月27日、医療用電子機器の自社製造を推し進めるため、新たに同社100%出資の子会社を設立したと発表した。
新会社は社名を「ニプロ医療電子システムズ株式会社(英語名:NIPRO AMTES CO., Ltd. )」とするもので、山梨県甲府市に本拠地を置く。医療用電子機器等の開発・製造・販売を業務とし、工場予定地は山梨県中央市で、2014年3月末日に引渡し予定という。
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医療の高度化にも対応する総合医療メーカーとして
発表によると、ニプロはこれまでディスポーザブル医療機器や医薬品を中心に事業展開を行ってきたが、昨今の医療の高度化、医療費抑制のニーズの高まりを鑑みると、患者および医療従事者のニーズにより的確に対応するには、医療器械を含めてシステム化された製品・サービスの提供を行うことが重要であり、総合医療メーカーとしての強みを活かしていく一層の取り組みが不可欠と判断したという。
そこで同社はそうした取り組みの一環として、医療用電子機器・器械を自社製造する体制を整備するため、今回、新会社を設立することを決めた。
代表には、現ニプロ取締役国内事業部商品開発営業本部長 兼 医療器械開発営業部長の上田満隆氏が就任する。今後は、医療用電子機器の製造を手がけることでさらに知見を磨き、治療・予防・健康増進という医療現場のニーズに応えられるよう努めていくとしている。(紫音 裕)
▼外部リンク
ニプロ株式会社 ニュースリリース
http://www.nipro.co.jp/ja/news/2013/