岐阜薬科大学と中京大学は、薬学(薬科学)博士号と経営管理学修士号(MBA)を両方持つ学生を育成するため、連携する協定を結んだ。グローバルな視野に立ち、医薬品の研究開発と経営に精通した専門的な人材輩出を目指す。早ければ2014年度中に学生受け入れを開始したい考え。薬学博士とMBAの複数学位を取得できる制度は初めてのケースとなる。
■初の複数学位取得制度
ビジネスのグローバル化が進展する中、特に外資系製薬企業などでは、科学力と経営管理力の両方を持つ人材が求められている。実際、製薬企業のトップには、博士号とMBAを取得した高学歴の人材が多く、米国では博士号とMBAの複数学位取得が活発に行われている。