医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 環境省 2014年のスギ・ヒノキ花粉予測を発表

環境省 2014年のスギ・ヒノキ花粉予測を発表

読了時間:約 1分6秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年12月25日 PM08:10

多くの地域で総飛散量が例年よりも少なく

環境省は、2013年12月20日、平成26年春のスギ・ヒノキ花粉総飛散量予測及びスギ・ヒノキ花粉飛散開始時期予測(第1報)を公表した。

例年との比較では花粉の総飛散量は北海道と四国、九州の一部でやや多くなるが、その他の地方は例年より少なくなる見込み。特に東北南部から関東北部にかけてと北陸東部、東海地方、中国地方では例年の50%以下の地域がある見込みとなった。

(2014年のスギ花粉飛散開始日予測~環境省発表資料より~)

平成26年春の花粉の総飛散量については、前シーズンが東北南部から西日本にかけて例年の1.5倍から3倍という大量飛散年になったことにより、スギ・ヒノキの雄花着花量が少なく、花粉も少なくなる見込み。特に、前シーズンに大量飛散となった東北南部から関東北部、北陸、東海、近畿南部、中国地方での減少が著しく、前シーズンの3割以下になる地域が多い見込みだ。

一方、東北北部から北海道にかけてと九州南部の一部では前シーズンの飛散量が例年並みか少なかったこと、及び日照時間がやや多くなったため、前シーズンを上回る地域が多くなる見込みとなっている。

スギ花粉の飛散開始日は、全国的に例年並みかやや遅い

スギ花粉の飛散開始日について、雄花の休眠覚醒は低温が厳しいほど早くなるために、ほぼ例年並みかやや早くなるが、開花準備期間の1月から2月がやや低温になるために、全国的に例年並みかやや遅く、西日本では花粉飛散開始が例年よりも早かった平成25年春と比較すると5日前後遅くなる可能性が高いと見込まれている。(QLifePro編集部)

▼外部リンク

環境省花粉情報サイト
http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/index.html

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 加齢による認知機能低下、ミノサイクリンで予防の可能性-都医学研ほか
  • EBV感染、CAEBV対象ルキソリチニブの医師主導治験で22%完全奏効-科学大ほか
  • 若年層のHTLV-1性感染症例、短い潜伏期間で眼疾患発症-科学大ほか
  • ロボット手術による直腸がん手術、射精・性交機能に対し有益と判明-横浜市大
  • 前立腺がん、治療決定時SDMが患者の治療後「後悔」低減に関連-北大