プロテアーゼを阻害しC型肝炎ウイルス増殖を抑える
ヤンセンファーマ株式会社は、ジェノタイプ1型のC型慢性肝炎治療薬 抗ウイルス剤「ソブリアード(R) カプセル100mg」(一般名:シメプレビルナトリウム)を12月6日に発売したことを発表した。
(画像はプレスリリースより)
ソブリアードは、ジェノタイプ1型のC型慢性肝炎治療薬として、ヤンセンR&DアイルランドとMedivir社により共同開発された新たな直接作用型抗ウイルス剤。第2世代のプロテアーゼ阻害剤でもあり、シメプレビルナトリウムはプロテアーゼを阻害することによって、宿主細胞内におけるC型肝炎ウイルスの増殖を抑える働きがあると考えられている。
1日1回、1カプセルを経口投与
効果・効能はセログループ1(ジェノタイプ1a又は1b)のC型慢性肝炎における血中HCV RNA量が高値の未治療患者、あるいはインターフェロンを含む治療法で無効または再燃となった患者、いずれかのウイルス血症の改善。
ペグインターフェロン アルファ-2a(遺伝子組み換え)、またはペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組み換え)をリバビリンと併用し、通常成人に対して1日1回、1カプセルを経口投与する。投与期間は12週間としている。(小林 周)
▼外部リンク
ヤンセンファーマ株式会社 プレスリリース
http://www.janssen.co.jp/public/rls/news/