厚生労働省は13日、後発品694品目を薬価収載した。品目数は、今年6月の前回収載の715品目に次いで2番目に多かった。医療安全等の観点から名称変更した代替新規が、最も多かった前回収載の389品目と同水準の365品目だったことが主な要因と見られる。初の後発品収載となったのは、高脂血症用剤「ピタバスタチンカルシウム」(リバロ=興和)、抗ウイルス剤「バラシクロビル塩酸塩(水和物)」(バルトレックス=グラクソ・スミスクライン)、抗生物質「アジスロマイシン水和物」(ジスロマック=ファイザー)、抗癌剤「イマチニブメシル酸塩」(グリベック=ノバルティスファーマ)など11成分。このうち、3成分に対して、新規収載希望が10品目を超えた内用薬に限って先発薬価の“0・6がけ”とする算定ルールを適用した。
■初収載、リバロ、バルトレックスなど
収載の対象となったのは、今年8月23日までに薬事承認された医薬品。収載希望は716品目だったが、安定供給に対する不安などを理由に4品目が希望を取り下げた。また、局方名収載等により18品目が告示不要となり、最終的に196成分387規格694品目の収載となった。前回の6月収載と比較すると、21品目減った。