研究用作製受託サービスも開始
タカラバイオ株式会社は12月2日、細胞の遺伝子導入時に用いられるアデノ随伴ウイルスベクター関連試薬の発売を発表した。
(画像はプレスリリースより)
「AAVpro(R) シリーズ」として、12月16日より全世界で発売。アデノ随伴ウイルスベクター関連試薬の製品化は日本企業としては初めてであり、同時にこの試薬を用いた研究用アデノ随伴ウイルスベクター作製受託サービスも開始するという。
5製品を発売
今回発売されるのは、「AAVpro Helper Free System (AAV2)」、「pAAV-ZsGreen1 Vector」、「AAVpro Purification Kit (AAV2)」、「AAVpro Titration Kit (for Real Time PCR)」、「AAVpro Extraction Solution」の5製品。
「AAVpro Helper Free System (AAV2)」は、miRNAを用いることで生産効率を既存品の2倍以上に向上させたアデノ随伴ウイルスベクター作製試薬。「AAVpro Titration Kit (for Real Time PCR)」はリアルタイムPCR法を用いたアデノ随伴ウイルスベクター力価測定試薬で、迅速なベクター量測定を可能とするとしている。
タカラバイオとその関連子会社は、遺伝子治療ならびに研究用試薬分野における遺伝子導入用ウイルスベクターの新製品開発に注力。今後もアデノ随伴ウイルスベクター関連の研究用試薬の拡充を図るという。(小林 周)
▼外部リンク
タカラバイオ株式会社 ニュースリリース
http://www.takara-bio.co.jp/news/2013/12/02.htm