子宮頸がん検診におけるHPV併用検査、HPV16/18型タイピング検査の有用性を詳しく紹介
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(以下、ロシュ社)は12月3日、臨床医向けの情報サイトとして、HPV検査に関する最新情報を紹介する「hpv16and18.jp」の開設を発表した。
子宮頸がんは多くがHPVの持続感染により発症するとみられているが、なかでもHPV16型および18型の持続感染は前がん病変への進展率が高く、またその進展速度も他のハイリスク型HPVに比べ速いことが分かってきている。
そこで「hpv16and18.jp」では、HPV16/18型タイピング検査の有用性を中心に、子宮頸がん検診におけるHPV検査の意義を詳しく紹介しているという。発表によると、日本国内における子宮頸がんの約6割は、HPV16/18型に起因しているともされている。
(画像はプレスリリースより)
国内外の最新ニュースや研究情報もチェック可能
「hpv16and18.jp」では、子細胞診、HPV検査、HPV16/18型タイピング検査によるリスク層別化の有用性を、豊富な資料や専門医のビデオで紹介しているほか、米国における大規模多施設共同研究に基づく子宮頸がんのリスク評価もできるようになっているという。
また、HPV検査に関する国内外の最新ニュースや研究情報も随時掲載されるため、幅広く役に立つ知見を与えてくれる。2014年以降には、HPV検査の対応施設検索にも対応する予定という。
ロシュ社では2013年1月から、16/18型のタイピングとその他12種類のハイリスク型HPVを一括検出できる遺伝子検査キット「コバス4800システムHPV」の販売も開始しており、今後も子宮頸がんの早期発見・早期治療に貢献していきたいとしている。(紫音 裕)
▼外部リンク
ロシュ・ダイアグノスティックス プレスリリース
http://www.roche-diagnostics.jp/news/
hpv16and18.jp
http://www.hpv16and18.jp/