今春卒業した薬学部6年制第2期生は、昨年度より約1000人多い9491人。薬局に約4割、病院に3割近くが就職、一般販売業を含めると全体の7割以上が“現場薬剤師”へ進んだ。一方、非就職者、就職未定者が昨年度より増えた。薬剤師国試の合格率が低下したことも要因と見られ、来年度以降も注目される。薬学教育協議会がまとめた「2013年3月薬系大学卒業生・大学院修了者就職動向調査の集計報告」で明らかになった(表参照)
同調査は全薬系74大学のうち、今春第2期生を輩出した72大学(昨年度67大学)全てが回答。来年度は立命館大、鈴鹿医療科学大の2大学が加わり、全薬系大学が6年制学生を送り出す。
6年制卒業生は、男性が3907人、女性が5584人だった。就職者は8749人(就職率92・2%)で、男性は3563人(91・2%)、女性5186人(92・9%)となった。