iPadでの日報作成をアシスト
株式会社アドバンスト・メディアは2013年11月28日、同社の「音声認識ブラウザ」が、医薬品メーカーであるアッヴィ合同会社に採用されたと発表した。アッヴィでは、セールス担当者を対象に、11月より「音声認識ブラウザ」の運用を本格化したという。
(画像はプレスリリースより)
スピードと情報精度の向上を期待
アッヴィでは、営業活動にiPadを導入し、クラウドCRMソリューションであるVeeva Systems,Incの「Veeva CRM」を活用している。しかし、スマートフォン・タブレットでは文字入力がしづらいため、日報作成における効率および情報密度の低下が課題となっていた。そこで、この課題の解決と営業活動の効率向上を目的として、アドバンスト・メディアが「音声認識ブラウザ」を提供する運びとなったという。音声認識による、Veeva Systems,IncのCRMとの連携は、日本初となる。
専門的な医療用語にも対応
この音声認識ブラウザの導入により、セールス担当者は現場で即座に情報を入力することができるようになり、情報の鮮度・確度の向上が期待できるという。また、これまでは帰社後に行っていた日報作成を、出先で気軽に行えるようになることから、業務の効率化にも繋がるとしている。
さらに、「尋常性乾癬」や「アダリムマブ」といった医療用語に対応するため、過去1年に蓄積された報告文書を解析し、新たに辞書のカスタマイズを行ったのも特長。アドバンスト・メディアでは、この音声認識ブラウザを使用すれば、従来と比べて入力時間を30%削減することが可能だと見込んでいる。(鈴木ミホ)
▼外部リンク
株式会社アドバンスト・メディア プレスリリース
http://www.advanced-media.co.jp/newsrelease/