花粉症シーズンの前に新発売
参天製薬株式会社は11月25日、抗アレルギー点眼剤「アレジオン(R)点眼液 0.05%」(一般名:エピナスチン塩酸塩)の新発売を発表した。
(画像はプレスリリースより)
導入成分を点眼薬として開発
「アレジオン点眼液 0.05%」は、日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社から参天製薬が導入し、アレルギー性結膜炎の治療薬として国内で開発した点眼薬である。有効成分であるエピナスチン塩酸塩は、ヒスタミンH1受容体拮抗作用及び肥満細胞からの化学伝達物質の遊離抑制作用を持ち、アレルギー性結膜炎の主症状である目のそう痒感と結膜充血を抑制することが、国内で実施した臨床試験で確認されているという。
眼のかゆみと充血に効果
国内での臨床試験では、スギ花粉抗原を用いた結膜抗原誘発試験を実施しており、スギ花粉に対するアレルギー性結膜炎の眼そう痒感と充血に対する優れた改善効果が認められている。重篤な副作用は認められず、長期投与試験においても有効性と安全性が確認されているとしている。
使用は通常1回1滴、1日4回の点眼とされている。次の花粉症シーズンに向けて、同点眼薬の発売が多くのアレルギー患者に朗報となることが期待されている。(長澤 直)
▼外部リンク
参天製薬株式会社 プレスリリース
http://www.santen.co.jp/