厚生労働省は18日、定期予防接種の接種間隔を緩和する方針を、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会に示し、了承された。新たなワクチンの導入に伴い、予防接種のスケジュールが過密化し、接種の機会を逃した場合の対応を求める声が上がっていたが、通常の接種間隔を超えてしまった場合でも定期の予防接種として取り扱うことを決めた。
最近、インフルエンザ菌b型(Hib)、小児用肺炎球菌など新たなワクチンの導入に伴い、接種しなければならないワクチンが増え、予防接種のスケジュールが過密化。上限が設けられている接種間隔内に受けないと全額自己負担の任意接種になるため、接種の機会を逃してしまう。