医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > エーザイ アリセプトにレビー小体型認知症の効能・効果を追加申請

エーザイ アリセプトにレビー小体型認知症の効能・効果を追加申請

読了時間:約 50秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年11月12日 PM05:06

安全性・有効性を確認

エーザイ株式会社は10月31日、同日付でアルツハイマー型認知症治療剤「(R)」(一般名:ドネペジル塩酸塩)について、レビー小体型認知症に関する効果・効能を追加申請したことを発表した。

(この画像はイメージです)

エーザイは日本人のレビー小体型認知症患者を対象に、臨床第II相試験(431試験)を実施。プラセボ投与群に対し実薬投与群が、認知機能障害や精神症状・行動障害、全般臨床症状についての有効性評価項目で、有意な改善を示すことを確認した。

臨床第III相試験(341試験)では、12週間投与におけるプラセボに対する優越性の検証と、52週間という長期にわたる安全性と有効性の検討を実施。12週間投与の最終評価時においては、プラセボ投与群と比較して優位な改善を確認し、認知機能水準は52週間、投与開始時よりも高いレベルを維持することが示されたとしている。

新たな治療薬のニーズ高まる

レビー小体型認知症は、日本ではアルツハイマー認知症・脳血管性認知症とともに3大認知症として位置づけられており、患者数は20万人以上と推定されている。

高齢化に伴い患者はさらに増加する傾向にあり、新たな治療薬のニーズが高まっている。(小林 周)

▼外部リンク

エーザイ株式会社 ニュースリリース
http://www.eisai.co.jp/news/news201361.html

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン 肺がん領域に初参入
  • レポトレクチニブ「がん細胞が耐性を獲得しにくく、長期使用に期待」
  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待