過去3,000名超が参加した子ども向けの医療体験イベント
ジョンソン&ジョンソン株式会社メディカルカンパニーは11月4日、「ブラック・ジャック セミナー100回突破記念イベント」を開催した。ブラック・ジャックセミナーは、同社が地域貢献活動の一環として行っている子ども向けの医療体験イベント。2005年に開始された前身の「キッズセミナー」に、2011年から株式会社手塚プロダクションが協力。手塚治虫原作の医療漫画「ブラック・ジャック」の名を冠したセミナーとして、3年間で全国各地の小中高生約3,000名が参加し、そのうち約30名が医学部に進学したという。
(ブラック・ジャックセミナー100回突破記念イベント 集合写真)
第1部の記念式典では、同セミナー100回突破を記念して手塚プロダクション代表取締役社長松谷孝征氏、前身のキッズセミナーを企画立案した長崎市立市民病院の兼松隆之院長講演。また、過去に同セミナーに参加した現役医大生3名も参加し、千代田区の中学生30名の質問に答えた。
本物の医療機器 子どもならではの本音も
第2部のセミナーでは、子どもたちは手術着に着替え、実際に病院で使用される医療機器を使用し、手術縫合体験や内視鏡の操作などを行った。始めは緊張のためか、指導に当たる先生の話を静かに聞いていた子どもたちであったが、真剣に医療体験しているうちに白熱。超音波メスで鶏肉を目標のサイズにカットするコーナーでは、ピタリ賞が出るたびに大きな歓声が沸き起こっていた。
また、初めて目にする医療機器について積極的に質問し、その値段の高さに驚いた表情を見せる子どもも。中には機器の重さに苦言を呈す子どももおり、指導に当たる先生たちの苦笑いを誘う一幕も見られた。
閉会式では、参加者一人一人に「未来の医師認定証」が手渡され、子どもたちは誇らしげに胸を張った。閉会の挨拶として、兼松院長は「いつまでも皆さんの心に残り、医療、医学というものがどういうものか思い出し、皆さんにとって大きなきっかけとなる一日となれば幸いです」と述べ、未来の医師たちへエールを送った。(QLifePro編集部)
▼外部リンク
ジョンソン&ジョンソン 社会的責任への取り組み
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