■一般用医薬品が二桁増
厚生労働省は1日、2012年「薬事工業生産動態統計年報」を公表した。医薬品の生産金額は、6兆9767億円と前年比0・2%の微減となった。薬価改定年だったこともあり、全体の約9割を占める医療用医薬品の生産金額は1・3%減少したものの、一般用医薬品とその他の医薬品が二桁の伸びを示し、全体では微減にとどまった。
医薬品の生産金額を用途別に見ると、医療用医薬品は、薬価改定の影響を受け、1・3%減の6兆2630億円、その他の医薬品は11・0%増の7137億円、一般用医薬品も11・6%増の6890億円と、2%台と伸び率が低かった前年に比べて大幅に増加した。