衛生面に配慮
川崎重工業株式会社は10月28日、医薬・医療向けロボット2機種を発売することを発表した。
(画像はプレスリリースより)
発売される2機種は「MC004N」と「MS005N」で、人が介在することにより作業ミスや微生物混入が発生するリスク、抗がん剤等の高薬理活性医薬品の取り扱いによる曝露リスクを排除することを目的に開発されたもの。
アーム本体に凹凸が少なく、なめらかな表面となっており、防水性能も高い。このため洗浄がしやすく、また薬液耐性の高い表面処理が施されていることからクリーニング作業も容易であり、汚染防止が可能となっている。ISO規格でクラス5という高い清浄度の実現しており、衛生面で優れたロボットになっているという。
2機種の特長
「MC004N」と「MS005N」の特長は以下の通り。
1.人の腕のしなやかさをイメージした、なめらかなデザインを採用。
2.凹凸をなくしたデザイン、耐薬液性の高い表面コーティング、高い防水性能により高い洗浄性を実現。
3.ツール用ケーブルを内蔵し、周辺機器との干渉を解消。
4.バキューム配管なしでISO規格クラス5の清浄度を実現。
5.可搬質量4kg、本体質量25kgのコンパクトさ。(MC004Nのみ)
6.アルカリ洗浄液に対して恒久的な耐性を有するオールステンレス製。(MS005Nのみ)
7.7軸構造によるフレキシブルな動作が可能。(MS005Nのみ)
(小林 周)
▼外部リンク
川崎重工業株式会社 ニュースリリース
http://www.khi.co.jp/news/detail/20131028_1.html