看護師1名が結核に感染
滋賀医科大学は10月22日、附属病院の新生児回復期治療室(GCU)および小児科外来に勤務する女性看護師1名が、結核を発症したと発表した。
同病院の発表によると、看護師は6月下旬頃からせきが出始め、7、9月に呼吸器系の専門病院を受診し、異常は見つからなかったという。しかし、10月11日の検査で結核と診断され、10月14日から入院治療を受けている。
(画像はWikiメディアより引用)
接触した可能性のある840人を対象に検診
病院は大津市保健所と協議し、検診の実施を決定した。検診は、8月1日~10月8日の間に、この看護師と接触した可能性のある患者や家族約700人、職員約140人が対象。該当する患者には10月22日にお知らせの文書を速達で知らせたという。
病院は、「看護師は勤務中にマスクを着用しており、感染対策には万全を期していた」としている。
これまでに検診を終えた約150人に異常はなかったという。病院は、同小児科で診療を受けた患者で、検診受診の通知がない場合でも、もし、原因不明のせきやたん、発熱などの症状が2週間以上続く場合は、外来主治医に相談するよう呼びかけている。(太田みほ)
▼外部リンク
滋賀医科大学医学部附属病院 職員の結核発症に関するお知らせとお詫び
http://www.shiga-med.ac.jp/hospital/doc/