2030年度には売上1,000億円目指す
川崎重工業株式会社とシスメックス株式会社は10月21日、医療用ロボット開発に向けたマーケティング会社を共同で設立したことを発表した。
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設立されたのは株式会社メディカロイドで、医療用ロボットを開発、製造、販売するためのマーケット調査を行う。世界で需要が拡大することが見込まれる医療用ロボットを中心に製品企画を行い、将来に向け開発、製造、販売体制を構築するという。
2013年10月に神戸医療産業都市(ポートアイランド)に事務所を開設、2014年度まで医療用ロボットのマーケティング、製品企画を行う予定。2015年度から開発、製造、販売、サービスへ移行し、2030年度には売上1,000億円の事業とすることを目指すとしている。
両社は今後も強力に支援
川崎重工とシスメックスは、2012年度に医療用ロボット研究会を立ち上げ、医療用ロボットの事業化における課題などを検討。その結果、両社の持つ技術や販売網を融合することで海外にも展開し、国際競争力のある事業を行うことが可能であるとの結論に達したという。
今後は産業用ロボット技術を持つ川崎重工、検査・診断技術ならびに医療分野における幅広いネットワークを持つシスメックス、両社の強みを活かし、メディカロイドのマーケティング活動を強力に支援するとしている。(小林 周)
▼外部リンク
川崎重工業株式会社 ニュースリリース
http://www.khi.co.jp/news/detail/20131021_1.html
シスメックス株式会社 ニュースリリース
http://www.sysmex.co.jp/news/press/2013/131021.html