子どもは喜ぶけれど、肥満になるリスクがアップ!
毎日甘い飲み物を飲んでいる子どもたちは、肥満になりやすい、という報告がアメリカから届きました。
(この画像はイメージです Victor Habbick/FreeDigitalPhotos.net)
この調査では、2歳から5歳の合計9,600人の子どもたちが対象になっています。また、8オンスの甘い飲み物を1日に1杯以上飲んでいる子どもと、甘い飲み物を毎日飲んでいない子どもたちのグループに分け、それぞれのグループのBMIを調査することで、甘い飲み物を飲む習慣と肥満の関係を明らかにしました。
甘いものを飲む習慣と、子どもの肥満は明らかなリンクが
この調査で、毎日甘い飲み物を飲んでいる子どもたちは、5歳の時点でBMIの値が高くなっている割合が多いことが分かりました。また、2歳の時点で甘い飲み物を毎日飲んでいる子どもの方が、BMIの増加率も高くなることが明らかになりました。
さらに、甘い飲み物を毎日飲んでいる子どもたちでは、ミルクを飲む量が少なく、1日にテレビを見ている時間が長いことが分かりました。
調査を行ったヴァージニア大学の専門家は、子どもの肥満には、多くの原因が絡み合っているが、甘い飲み物を飲む習慣があることは、明らかに肥満を招く要素だとしました。
日本には、麦茶やほうじ茶など、甘みを含まず、子どもたちが飲める飲み物が生活の中に多く取り入れられています。甘い飲み物は、子どもたちの大好物ですが、健康のためにも毎日飲む習慣がつかないよう心がけたいものです。(唐土 ミツル)
▼外部リンク
Obesity More Likely in Preschoolers Drinking Sugar-Sweetened Beverages
http://www.newswise.com/articles/