医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 参天製薬 防腐剤フリー・ディスポタイプの緑内障・高眼圧症治療薬を新発売

参天製薬 防腐剤フリー・ディスポタイプの緑内障・高眼圧症治療薬を新発売

読了時間:約 51秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年10月22日 AM10:05

「タプロスミニ点眼液 0.0015%」を新発売

参天製薬株式会社は、10月10日、緑内障・高眼圧症治療薬「タプロスミニ点眼液 0.0015%」(一般名:タフルプロスト)の新発売を発表した。

(画像はプレスリリースより)

プロスタグランジンF2α誘導体の従来薬を改良

同薬は旭硝子株式会社と共同開発し、2008年に発売した「タプロス点眼液 0.0015%」と同じプロスタグランジン F2α誘導体のタフルプロストを有効成分とする治療剤。現在、プロスタグランジン関連薬は、緑内障治療における第一選択薬である。新しく発売される「タプロスミニ点眼液 0.0015%」は、「タプロス点眼液 0.0015%」と同等の眼圧下降作用を有し、防腐剤を含まず、1回で使い捨てのディスポーザブルタイプ容器入り点眼剤であるという。

防腐剤が使用できない患者に朗報

緑内障の治療の基本となる眼圧コントロールは長期にわたるため、防腐剤のベンザルコニウム塩化物(BAK)等への過敏症を示す患者や、重度の角結膜上皮障害を有する場合には、BAKを含有しない製剤が求められている。参天製薬では、現在数種類の緑内障治療剤を販売しているが、今回のディスポーザブルタイプの発売で、より患者のQOL向上に貢献できるとしている。(長澤 直)

▼外部リンク

参天製薬株式会社 プレスリリース
http://www.santen.co.jp/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • ジョンソン・エンド・ジョンソン 肺がん領域に初参入
  • レポトレクチニブ「がん細胞が耐性を獲得しにくく、長期使用に期待」
  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待