「タプロスミニ点眼液 0.0015%」を新発売
参天製薬株式会社は、10月10日、緑内障・高眼圧症治療薬「タプロスミニ点眼液 0.0015%」(一般名:タフルプロスト)の新発売を発表した。
(画像はプレスリリースより)
プロスタグランジンF2α誘導体の従来薬を改良
同薬は旭硝子株式会社と共同開発し、2008年に発売した「タプロス点眼液 0.0015%」と同じプロスタグランジン F2α誘導体のタフルプロストを有効成分とする治療剤。現在、プロスタグランジン関連薬は、緑内障治療における第一選択薬である。新しく発売される「タプロスミニ点眼液 0.0015%」は、「タプロス点眼液 0.0015%」と同等の眼圧下降作用を有し、防腐剤を含まず、1回で使い捨てのディスポーザブルタイプ容器入り点眼剤であるという。
防腐剤が使用できない患者に朗報
緑内障の治療の基本となる眼圧コントロールは長期にわたるため、防腐剤のベンザルコニウム塩化物(BAK)等への過敏症を示す患者や、重度の角結膜上皮障害を有する場合には、BAKを含有しない製剤が求められている。参天製薬では、現在数種類の緑内障治療剤を販売しているが、今回のディスポーザブルタイプの発売で、より患者のQOL向上に貢献できるとしている。(長澤 直)
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参天製薬株式会社 プレスリリース
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