基礎インスリンと併用可能
サノフィ株式会社は9月17日、2型糖尿病治療薬「リキスミア(R)」(一般名:リキシセナチド)を同日に発売したことを発表した。
(画像はプレスリリースより)
「リキスミア」は、日本初の基礎インスリンと併用することができるGLP-1受容体作動薬。併用療法によってそれぞれの特性を活かし、相補的に作用させることができ、良好なHbA1cコントロールが可能となるという。
1日1回、20μgを朝食前に皮下注射するが、使用開始から1週間は10μg、その後の1週間は15μgを投与のこと。患者の状態により適宜増減が可能だが、1日の最高使用量は20μgとされる。
他の治療で効果が出ない場合に
効能・効果は2型糖尿病だが、使用は運動療法・食事療法に加えた次のいずれかの治療を行っても十分な効果が得られない場合に限られる。
・スルホニルウレア剤(ビグアナイド系薬剤との併用を含む)を使用した治療
・持効型溶解インスリンまたは中間型インスリン製剤(スルホニルウレア剤との併用を含む)を使用した治療
サノフィは、同剤によって日本国内600万人を超える2型糖尿病患者の多くに、価値ある新たな治療の選択肢を提供できると述べている。(小林 周)
▼外部リンク
サノフィ株式会社 ホームページ
http://www.sanofi.co.jp/l/jp/ja/index.jsp