厚労省からの開発要請を受け
グラクソ・スミスクライン株式会社は9月12日、同日付で抗てんかん剤「ラミクタール(R)錠25mg/100mg」(一般名:ラモトリギン)について、成人てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)と強直間代発作に対する単剤療法での効能効果の承認申請を行ったことを発表した。
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「ラミクタール錠」の単剤療法の開発は、日本てんかん学会、日本脳神経外科学会、日本小児神経学会より要望書が提出されてきたもの。欧米においては標準的療法に位置付けられており、グラクソ社は平成22年12月に厚生労働省から開発要請を受けた。
単剤療法のほうが利点あり
プレスリリースでは、グラクソ社・社長であるフィリップ・フォシェ氏の
「てんかん治療は副作用、薬物相互作用、経済的負担の軽減及びアドヒアランス向上の観点から、単剤療法の方が併用療法よりも利点があると考えられています」(プレスリリースより引用)
という考えを述べるとともに、日本では2006年以降4種類の抗てんかん剤が承認されているが、単剤で使用できるものがないという問題点を指摘。
今回の承認申請によってグラクソ社は日本におけるてんかん患者の治療環境の向上に尽力したいとしている。(小林 周)
▼外部リンク
グラクソ・スミスクライン株式会社 プレスリリース
http://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2013_07/