トーアエイヨーと日東電工が共同開発
アステラス製薬株式会社とトーアエイヨー株式会社は9月9日、経皮吸収型β1遮断剤「ビソノ(R)テープ」(一般名:ビソプロロール)の発売を発表した。
(この画像はイメージです)
「ビソノテープ(4mg)」と「ビソノテープ(8mg)」の2種類で、発売日は9月10日。世界初となる経皮吸収型・β1遮断剤であり、日本にとっては初めての経皮吸収型高血圧治療剤となる。
「ビソノテープ」はトーアエイヨーと日東電工株式会社が共同開発したもので、トーアエイヨーが製造販売、アステラス製薬が流通・販売する。プロモーション活動についてはトーアエイヨー及びアステラス製薬の両社が行う。
治療の継続をサポート
「ビソノテープ」の特性についてニュースリリースでは、
・高血圧治療薬にテープ剤という選択肢を提供する
・1日1回の貼付で24時間にわたり降圧効果を示す
・4mgと8mgの規格を揃えることにより、容量依存的に血圧をコントロールする
・誤嚥する危険がなく、管理が容易なので、アドヒアランスの向上が期待できる
としている。
なお、国内臨床試験において認められた主な副作用は、適用部位のそう痒感、皮膚炎、紅斑など。主な臨床検査値異常変動は、血中トリグリセリド増加、ALT(GPT)の上昇、血中尿酸増加、好酸球百分率増加などが認められたとしている。(小林 周)
▼外部リンク
アステラス製薬株式会社 ニュースリリース
http://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/
トーアエイヨー株式会社 ニュースリリース
http://www.toaeiyo.co.jp/img/news1309-btp.pdf
日東電工株式会社 ニュースリリース
http://www.nitto.co.jp/dpage/515.html