すでに109の国や地域で承認
グラクソ・スミスクライン株式会社は9月2日、8月30日付で核酸アナログ製剤テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(テノホビル)のB型慢性肝疾患に対する効能効果について承認申請を行ったことを発表した。
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テノホビルはアメリカ・Gilead Sciences社が開発した、B型慢性肝疾患及びヒト免疫不全ウイルス1型(HIV-1)感染症治療薬。B型慢性肝疾患の適応ではすでに109の国や地域で承認されている。
GSKグループはGilead Sciences社と契約を締結、日本におけるテノホビルのB型慢性肝炎治療薬としての独占的開発権および販売権の供与を受けたという。
課題を乗り越え開発
プレスリリースでは今回の承認申請について
B型慢性肝炎に対する核酸アナログ製剤による治療は長期に服薬を継続する必要があるため、耐性変異ウイルスが出現するという課題との闘いです。GSKはこの治療上の課題を解決し、この領域において新たな治療のオプションを日本の患者さんに提供できるよう、本剤の開発に取り組んできました。(グラクソ・スミスクライン株式会社 プレスリリースより引用)
というGSK社長であるフィリップ・フォシェ氏の言葉を掲載。B型慢性肝疾患治療薬の開発・提供に注力してきたが、これにより、日本の患者のいまだ満たされていない医療ニーズに応えていきたいとしている。(小林 周)
▼外部リンク
グラクソ・スミスクライン株式会社 プレスリリース
http://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2013_07/