プレフィルドの注射製剤
糖尿病ケアのリーディングカンパニーであるノボ ノルディスク ファーマ株式会社は、従来の超速攻型インスリン製剤ノボラピッド(R)を新型注入器にあらかじめ充填したプレフィルド製剤、「ノボラピッド(R)注 フレックスタッチ(R)」を9月4日に発売すると発表した。
(画像はプレスリリースより)
ノボラピッド注は、食直前投与後、速やかに吸収され、食後血糖値の上昇を改善する超速効型インスリン製剤。2001年から国内で販売され、小児、妊婦、高齢者を含む様々な糖尿病患者に使用されている。
使用感を向上、安心感アップ
フレックスタッチは、これまでのインスリンペン型注入器と同様に高い注入精度を保ちながら、次の点が改良されたものであるという。
・ 注入ボタンが伸びず、押しやすい
・ 注入ボタンが軽く、より小さい力で注入できる
・ 注入単位設定時のクリック感やクリック音を強くし、視力が弱い人も確実に単位設定できる
・ 注入完了時に「カチッ」と音がするので、注入完了を確認できる
・ 他のインスリンと識別しやすくするために、カートリッジホルダーに色づけ
インスリンコントロールを一環した形で
同社では、3月に持効性インスリン製剤「トレシーバ(R)注 フレックスタッチ(R)」を発売。さらに今回の発売で、糖尿病のインスリンコントロールに重要なベーサルボーラス療法(持効型による基礎インスリンと超速攻型の追加インスリンを両方使う方法)が、同じフレックスタッチという注入器で行えるようになり、製剤の投与の最適化と簡便化が図られたとしている。(長澤 直)
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 プレスリリース
http://www.novonordisk.co.jp/