8月27日から稼働開始
厚生労働省は、医療機関向けに医師・歯科医師を確認する「医師等資格確認検索システム」の改修を行い、8月27日から新しいシステムの稼働を開始したと発表した。
(画像はwikiメディアより引用)
多発する”なりすまし医師”事件
これは最近相次いで起こっている、医師免許を持たない者が医師になりすまして医療行為を行ったという事件を受けたもの。厚生労働省が都道府県を通じて指導してきた医師の戸籍などによる本人確認、免許証原本による資格確認、資格確認システムによる認証が、十分な効果を得ていないことから、検索システムの大幅な改修を行い、厳格な確認を可能にしたという。
医師は2年に1度の調査票提出を
2年に1度実施される医師調査、歯科医師調査において調査票の提出があった人が検索対象で、医師名簿等に登録されていても調査票を提出していない場合には表示されない。
厚生労働省では、多くに医療機関に活用してもらえるように、各都道府県や関係団体に通知し、管内医療機関や会員の医療機関への周知を依頼する予定である。プレスリリースでは、各医療機関の人事担当者向けのファイルが用意されており、このシステムの周知と各機関での確認を呼びかけている。
▼外部リンク
厚生労働省プレスリリース
http://www.mhlw.go.jp/
医師等資格確認検索システム
http://licenseif.mhlw.go.jp/search/index.jsp